空き家の活用事例 長屋を貸出する場合2025.03.212025.04.06 空き家の活用 エリア 大阪府豊中市 種類 連棟長屋 築年 1970年 間取り 2DK 建物使用面積 40㎡ 建物状況 築年数50年以上の木造で、かなり古いものの、定期的に外壁塗装、防水、鉄部塗装などは行っている。ただ、室内の設備は古いものが多く、再活用するためには設備の交換が必要でした。 改修内容 トイレを和式から洋式に変更 FRP浴槽の塗装 聚楽壁をクロスに交換 畳の交換 障子と襖の張替え 木部補修 LED照明に変更 網戸の交換 床の補修 テレビ付きインターホンに交換 改修費用 120万円 賃料 42,000円/月 塗装前の浴槽塗装後の浴槽リフォーム前のトイレ(和式)リフォーム後のトイレ(洋式)テレビ付きインターホンの取り付け壁と床の交換! ✅長屋をリフォームする経緯 オーナーさんは70代前半で文化住宅と空き家の戸建てを所有している。相続で所有しているため、不動産経営について参考本を読んだり、不動産セミナーに参加して勉強中。 手先が器用なオーナーさんのため、網戸の張替え、床の補修など、可能な限りご自身で手掛けられていた。ただ、水回り一式は古いままで、和式トイレや年季の入った浴槽などが敬遠され、内見は来ても決まらないという状況。 ✅思い切ってリフォームすることに 不動産業者の営業マンからも、決まらない原因として、やっぱり水回りが弱いという指摘を受けていたので、オーナーさんと話し合った結果水回りを中心にリフォームしようということに決定しました。 主なリフォームとしては、和室トイレから洋室トイレに変更。座って使える清潔感のある仕様へと一新し、日常生活においても快適にお使いいただける環境を整えました。 また、浴槽は交換するには壁を一部解体しないと搬出ができず、リフォーム費用が高額になることが課題でした。そこで今回は、浴槽本体はそのままに、FRP塗装による再生を選択。古さが目立っていた浴槽も、見違えるような仕上がりになりました。コストを抑えつつ、清潔感のある空間に生まれ変わっています。 ✅2週間で成約 リフォーム後は、2週間で成約しました。入居者隣の駅に住んでいた方で、物件の取り壊しによって、退去せざる得ないという状況だったので、早めに物件が見つかって喜んでおられました。 ✅新しい価値として新たな収益物件へ 本物件は、築50年という年月が経過しており、すでに建物の償却が完了している状態でした。ただ、「使っていないけれど、維持費だけはかかる」。 そんな空き家特有の悩みを抱えた状態から、必要最小限のリフォームを行うことで、これまで維持費だけがかかっていた空き家が、新たな収益源となる賃貸物件へと生まれ変わることができました。 「壊す」より「活かす」。「高額リノベーション」より「現実的な再生」。そんな視点で取り組んだこの事例は、空き家を資産として再評価するひとつのヒントになるかもしれません。 空き家空き家活用この記事は役に立ちましたか?もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。 代表 西本 空き家再生をメインとした事業を手掛けています。近年は自社で空き家を取得し、必要箇所をリノベーションすることで、新たな価値を生み出す、不動産再生事業、空き家活用事業に力をいれています。 投稿ナビゲーション